正しいこをと正しいと伝える親の務め

電車の中で泣き叫ぶ子ども。よくある光景です。
周囲の人にとってみれば、「うるさいな」と思われるかもしれませんが、あやそうとする親は必死です。
どうか、暖かく見守ってあげて下さい。


……と、言える親ばかりではなさそうです。

久しぶりに五つ星クラスのバカ親を見た

いま新幹線の車内にいるのだが、
すぐ近くに五つ星クラスのバカ親がいる。

子を持ったことがないから
子育ての大変さは知らないが、
それにしてもこれはないと思う。

ポータブルDVDプレイヤーを持ち込んで、しまじろう。

そもそも車内では携帯電話だって
「マナーモードに設定のうえ…」
と言っているくらいなのに、
大音量でしまじろう。

さすがに、これはたまらないですね。
私も、電車内で子どもが携帯ゲームの音を鳴らして遊んでいるのを注意したことがありますが、自分からできなければ車掌を介するとか、対処はいくらでもできると思いますけどね。
新幹線なら特に、車掌も頻繁に通ると思いますし。


それにしても、このような親は改心してもらわねばならないのは当然ですが、一番可愛そうなのは、子どもの方ですよね。

「しまじろう」の音楽を鳴らすぐらいなら、子どもの年齢は4、5歳ぐらいでしょうか。
そういって年齢の時期は、子どもは簡単なルールを守るようになる時期なのです。
その時期は、自分の感情だけでなく周囲に左右されることも多く、「しつけ」というものが非常に大切になってくる時期です。

これは明橋先生の本にもあるのですが、この頃の子どもは、正しく公平な行動をしたい気持ちが芽生えてくる時なので、親は、何が正しくて何がよくないことなのか、きちんと教える必要があるのです。
子育てハッピーアドバイス2:明橋大二・著、等)

子どもが何か間違ったことをしたら「なぜ間違いなのか」を教える立場が親であり、それがその子の道徳心を決める非常に大切な時期なのに、親の方が間違った行いを平然としていたら、子どもの心はどうなるか、説明しなくても分かることです。

よく、幼い子どもに万引きをさせる親がいたという報道を見ますが、あれは本当に最低です。


もっとも、何が正しくて何が間違いか、よく正しく知ることが、子どもを設ける前の、最初の親としての務めかもしれません。
ですから、電車内できちんと注意することが、親にとっても、子どもにとっても、そして周囲の人たちにとっても一番よいことなのです……が、最近は逆ギレする人がいるので、何ともしづらい時代になりましたね(汗)