振り回されるバイキンマン

我が家は「アンパンマン」に、どれほど投資したことでしょう(笑)
家には、アンパンマングッヅであふれています。

よくよく考えれば、なんだか変な話なんですよね。
ドキンちゃんなんか、しょくぱんまんと一緒になりたかったら、早くバイキンマンと縁を切ればいいのに。

でも、完全に「みつぐ君」になっている彼が、都合のいい男で仕方が無いのかも。
そんな女に振り回されるバイキンマンも、人がよすぎるというか、何と言うか。

それでいて、毎回絶対に勝てる戦いをしているのに、ドジふむバイキンマンが、何とも哀れです。


同じことを考えている人もいるな、と思った記事。

アンパンマンはキモイですか

アンパンマンは3歳頃卒業するのは自然の成り行きなんでしょうね。

それまではあの世界を信じていていいような気がします。大人から視るとたわいない弱々しい戦いっぷりで先は知れているんですが、子どもはあれでけっこうハラハラドキドキしているんじゃないでしょうか。愛と勇気を口にしながら暴力を振るうのは偽善であることに気づくのはずっと後でもよくて、それ以前に絶対的な幸福を信じる期間というか時期というのが子ども時代にあると思います。

バイキンマン」という役が出来上がっている時点で、もう「善悪」ができていて、話の結論は始まる前から決まっているんですよね。
3歳ぐらいの子供相手には、それぐらい明確な「善悪」でないと、楽しめないのでしょうね。


明橋大二先生の本には、いじめる側の子供も、何らかの心の傷を負っている、という内容のものがあります。
いじめる子供も、心のケアが必要な子であったりするのです。
いじめられる側はもちろんですが、加害者側の出す心のSOSも気づいて対処していかねばならない、ということです。

バイキンマンも、言ってみればドキンちゃんにこき使われて、ストレスを感じているのかもしれません。

そう思ってあげたいのですが、やっぱり「バイキンマン」ですから、その名前の通りの役に徹しなければ。
これも悲しい性なのか……(笑)。



どうでもいいことですが、アンパンマンのストーリーは、ほぼ毎回バイキンマン一味の「腹減った」から始まるんですよね。
それで食べ物の強奪に走る。
あの二人、生活に困っているんですね。
そんな二人にも、顔をちぎってたべさせてあげれば、強奪に走らないのかも。
それも「愛と勇気」ではないですか?アンパンマーン?!