「子育て」。それは「大人育て」。
子育て本が巷にあふれていますが、大抵、どれも言えることは、「子育て」の方法は、そのまま「大人育て」に当てはまるものが多い、ということでしょうか。
私もよく読んだドロシー・ローノルト先生の「子どもが育つ魔法の言葉」という本があります。
子供を育てる上で、大切な言葉によるコミュニケーションについて、懇切丁寧に書かれてあります。
さすが、海の向こうの方がされる子育ては違います。
この本の内容については、「従業員が育つ魔法の言葉」という記事で要約されていますので、ここでは省略。
- 子供が失敗をしても失敗そのものに対して責めることなく、何故失敗したのかを考えさせる
- 親が失敗や誤りをした場合は、素直に認め、親も完璧ではなく、よりよくなるために努力をしているという姿勢をみせる
- 良いところを言葉にだして褒めてあげれば、何が良いことなのかを理解するし、色々な困難にぶつかった時の心の支えとなる
- 日常のルールは親が子供に一方的に押し付けるのではなく、子供も考えや要望も取り入れる
- 子供を励まし、そして自信をつけてあげ、子供が自分自身で色々なことができるように手助けしてあげる
どれも「そうそう」とうなずけるものばかりですが、実際の子育ての現場では、家事などで忙しいですから、上手にコミュニケーションできる余裕が無いのも現実。
言うことを聞かない子供を前にすると、つい「カッ」となってしまうことも。
よく考えてみれば、これらの子育てのノウハウは、案外大人社会、というか会社の人間関係などにも大いに参考になることばかりですよね。
というか、上司と社員の関係で重要なことに、全く当てはまる気もします。
だからこそ、「従業員が育つ魔法の言葉」という題名は、ドンピシャ!
「部下を育てる」をテーマに、管理職用の書籍が多くありますが、私はそんな難しい本を開かずに、まずは「子育て本」を開いてみたら、と思います。
「子育て」って、「親育て」なんですよね。
毎日がコミュニケーションの勉強、と言いますか。
だからこそ、「子育て」は「大人育て」
みんな通ずるんです。