忙しいパパが、更に忙しくなりそう

明橋大二先生の新刊「忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス」が、ようやく手に入りました。
タイトルの通り、お父さんの為の子育て手引き書です。と言いますか、父親向けとはいえ、子育てに奮戦する母親をバックアップする路線はしっかりと健在!
素晴らしいです!有り難うございます、明橋先生!

問題は、いかにパパに読ませるか、なんですけどね。
ただでさえ読書しないのに。
その点、太田知子さんの素敵なマンガで、実に読みやすくなっているので、大丈夫だと思いますけど。

書店で買ってきて、すぐにババーッと読んだところで、一番印象深かったのは、「お父さんが、育児をすると、子どもの自己評価が高くなる」という章でしたね。
この「自己評価」については、明橋先生の本では一貫して主張されてきたことで、いわば先生の主張の土台とも言うべきものです。
自己評価が育まれていない子が、将来様々な問題を引き起こす可能性が高い、ということで、幼い時からこの自己評価を高めることが必要なのだと力説されています。

私もその通りだと思っています。

なるほど、父親の育児行動によって、それに差が出てくる統計には、驚きました。

子供を持つ男性の皆さん、子育てとは、母親への間接的なサポートではなく、育児への直接的な関わりがとても大事なのですよ。
将来、子供が正しく育つためにも。

こういった、父親向けの育児本は、既に子供が生まれてしまってから読んでいては遅い気がしますね。
できれば、結婚する前。婚約した時から、しっかり「パッピーアドバイス」を読んで、覚悟を持ってもらいたい、と。(そうなると、子供を持つなんて面倒だー、とか言われそうですが)
でも、私の友達が言っていましたが、「主人よりも、会社の上司にハッピーアドバイスを読んでもらいたい」と言っていました。なるほど、そうかもしれません。
父親は育児参加したくても、そうさせてくれない環境が、ありますので。


ところで、パパに育児をまかせると、なんだかだるそうにやっているんですよね。
無駄な時間を過ごしていると思っているなー、と端で見ていて分かる時って、あります。
でも、考え直して欲しい。それは貴重な時間なんだと。

明橋先生も今回の本の「はじめに」に書いておられるのですが、

子育てに関わることは、決して時間と労力を犠牲にすることではなく、父親の人間性を豊かにし、幸せを与えてくれるものなのです。

つまり、子育て参加は、自分の幸せの為でもあるのだ、と。
素敵な文章でした。

感想を、続けて書いていきたいと思います。